この世界のOSは仮想世界にある
まず、人間の脳の仕組みを理解しないといけないのだが、右脳と左脳のどちらが
新しい器官なのか、おわかりだろうか。
たとえば、昔の同僚や知り合いの、顔は思い出せるんだけど名前が出こてない、ということや、好きだった歌のメロディーは思い出せるけど歌詞は思い出せない、なんてことがよくあるだろう。しかし、この逆はほとんどないと思う。
要するに、映像やイメージ、あるいはメロディー、の記憶は、右脳が司る領域で、
言葉は左脳が司る領域、左脳のほうが新しく追加された機能を持っているので、あまり
記憶に残らず、右脳のほうは古い、歴史のある脳の機能を持っているので、より強く記憶に残っている、ということなのだ。
組織というものは、より高度に発達することで、その機能を外部化、細分化していく傾向にある。これは会社組織などを見てもわかるだろう、最初は社長兼経営者が全ての業務をやっていたが、規模が大きくなるにつれて、役割を外部化、細分化していき、効率化を図るということになる(~支店、~部、~課など)。
左脳は、人間になって新しく付加された新機能が詰まっている。イメージや感覚に言葉を引っ付けることによって、より繊細なイメージや感覚をカテゴライズすることができるようになったのだ。
話を元に戻そう。左脳と右脳、左脳は新しいソフトを詰め込んだコンピュータだ。
そして地球人類は、まだこの脳の使い方に全く持って慣れていない。試作段階と言っていいのかもしれない。その証拠にかなりのバグがある。
たとえば、何か考え事をしながら飯を食っていると、口の中を噛んだりのどに詰まらせたりするし、考え事をしながら料理して火傷したり、指を切ったり、と明らかにはこれはバグではないかと思えるほど、考えることを優先するのだ。失敗するのがわかりきっているのに、考え事をしながら何かをするのをやめられない。時には命にかかわることすらあるというのにだ。
つまり元々、我々はマルチタスク に脳を使用しようとしてもパフォーマンスが低下するばっかりで非効率的なのにも関わらず、それをやってしまうのだ。
そこでまず、ベースとなる部分を強化しなければならない。瞑想は脳のデフラグと言う人もいるが、要は神経細胞ネットワークの強化だ。電気信号が新しい脳のほうにばかり行って、古いほうが血行不良ならぬ電行不良になっているので、それを古いほうに集めるということだ。
家を建てるにしても、地盤がしっかりして、基礎がしっかりしてないと、危なくて仕方がないのと同じで、脳もそれと同じベースとなる部分をまず整えないといけない。
そしてここからがミソなのだが、脳のベースとなる部分の、さらにベースとなる部分があって、これは現実世界には存在しない。仮想世界に存在するのだ。
前の記事でも書いたが、アストラル界、あるいは潜象界、集合的無意識の世界と言ってもいい。もともと、ミクロの仮想世界から飛び出したエネルギーが、マクロの物質世界で形を成し、この世界が存在しているのだ。
たとえば、絵を描くときなども、まず頭の中にイメージがあって、それを紙にペンで書きだす。イメージの世界から物質として姿を顕現したものが絵であるというわけだ。
元々の世界、すなわちイメージの世界にアクセスすることで、物質の挙動を決める物理法則すら変えることが可能となる。それが、いわゆる超能力というやつだ。
もちろん超能力以外にも、自己実現や、才能の開花など、ありとあらゆることが可能となる。