超健康体を目指す仙道修行者のブログ

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公務員時代の話でもしようと思う

世間的には、公務員は楽で高給取り、というイメージが定着しているが、実際のところはどうなのかという話をしてみようと思う。

まず俺は、地方公務員と、国家公務員、両方の経験がある。もちろんどちらも正規職員である。地方のほうは行政職、国家のほうは公安職だ。

で、どっちも全く楽じゃなかった。

なので、もしこれから公務員を目指そうとしている人がいるなら、楽できるとは思わないほうがいいと思う。かといってモチベーションが上がるような仕事でもないので、特に選ぶ理由があまりないように思う。

給与はそれなりに出るし、賞与も中小企業とかに比べると、しっかり出るので、お金の面で言えば優遇されてるかもしれない。でも使うヒマないっすよ。それくらい忙しい。

もう今の時代、楽な職場はどこにもありません。

甘ったれた考えは捨てることです。公務員も民間もブラックしかないようなもんです。

だから過労死、過労自殺が問題になってるし、うつ病患者も増えてます。

実際、地方行政官として働いてた時は、どこの部署にもメンタル病んで休職してたのが1人か2人はいましたね。俺が就職したときは就職氷河期だったんで、当時倍率25倍とかだったな、500人受けて、20人しか受からなかった。

配属されたのは福祉関連の部署と、税務関連の部署。ちなみに異動希望は、ほとんど通らんと思う、しかも3年くらいで強制的に変わる。仕事は部署が変われば全然違う仕事内容なので、その都度、一から覚えないといけないので、転職してるのと同じ感覚。

で、公務員も民間も、配属される部署によっては同じ組織でも全く忙しさが違ってて、暇な部署に配属されればラッキーだが、ここは運次第としか言いようがない。

残業月30時間未満の部署もあれば、100時間超える部署もある。

俺も最初はヒマな部署で、残業も忙しくても50時間を超えることはなかった。

ずっとこのままなら人生イージーモードだと思っていた、当時は。

このヒマな時期は、結構旅行に行ったり、漫画を描いたり、テニススクールに行ったり好きなことができた。だがそれも長くは続かない。

3年経って異動した、税務関連の部署で地獄を見ることになる。

もともと細かい数字を扱うのが苦手だった俺にとっては、もう全く肌に合わない部署だったのだが、それに輪をかけて、俺と組むことになった職場の先輩が、超絶ウマが合わない、恐ろしくウマが合わないのにも関わらず、2年以上、組まされたのである。

俺が調査して作成した書類は、係長以上の上司に決済上げる前に、まずその先輩の事前チェックを受けなきゃいけなかったんだが、これがもう毎回、地獄ですよ。

モーレツに細かい性格してて、さらに自分のやり方に合ってないと気に入らないのか絶対に自分のやり方に合わせろと言ってくる。誤字脱字はまだしも、行間、スペースなどの細かい訂正、この文字は漢字を使う、使わないなど、どんだけ細かいんだってくらい毎回書類が真っ赤になるほど訂正を食らう。そして直して出すの繰り返し。

毎月70~80時間の残業をこなし、休日出勤も当たり前でした。このころはもう生きてるんだか死んでるんだかわからんゾンビ状態でしたね。

あと、公務員だからモテるとか、結婚に困らないとか、外野は勝手なこと言いますけど、こっちもう死にかけてますからね。

恋愛とか結婚とか、そんなもん意識にすら上らない、とにかく空いてる時間は全部睡眠時間に充てないと体がもちません。まあ俺の体が弱かっただけかもしれませんが。

デスクの上は、付箋紙だらけで、どこそこから電話があった、どこそこの誰が来たとか書類の催促や訂正、もう頭がまったく回らない。家に仕事を持ち帰ることもしばしば。

唯一、息抜きできたのが外勤のとき。よくデパートの屋上の駐車場とかに車止めて昼寝してさぼってましたね。それくらいしないと続かない。

家に帰って、飯食って風呂入って寝る。で、仕事に行く。ただそれだけの毎日。

鬱病になるのに、そう時間はかからなかった。 

長くなりそうなので、続きは、また今度書きます。